あすなろの周りには美しい田んぼが広がっています。
窓際からは、農作業をされる農家さんの様子や、
稲の成長を近くで眺める事ができ、
入居者様とスタッフが椅子に座って風景を眺めながらお話を聞く時間が楽しみです。
若いころは、子育てをされながら農作業をバリバリされていた入居者様が多く、
「あの頃は大変だった~。馬車に積んでお米を運んで行ったとよ~。」
と苦労話を懐かしそうに語られるお顔はとても活きいきとしていらっしゃいます。
すくすくと成長している稲をじーと見られながら、「穂の出てきたばい。もうすぐお米のできるね。台風の来んければ良かけどね。」
と、さすがにお米を長年作っておられた経験もあり、立派な稲穂になるまでは気にかけておられる様です。
ふとしたきっかけで、普段あまり自分の事は話されない入居者様が、昔を思い出されて当時のことを話し出される事があります。
その方がどんな人生を歩んでこられたか、辛かったこと、楽しかったこと、その当時の姿に思いを寄せてお聞きしていると、生きる事は面白い、どんな人にもドラマがあるな~としみじみ思います。
ひとつひとつのお話が、これからを生き抜く為のヒントになったりして…
本当に勉強になります!
グループホーム あすなろ 雲仙市 吾妻町